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目次
📚 この記事の概要
本記事では、元プロ野球選手で現在はビジネスコーチの高森勇旗氏の著書『降伏論 – できない自分を受け入れる』を要約しています。どれだけ努力しても結果が出ない状況から抜け出し、真の成功を手に入れるための具体的な方法論を解説します。
はじめに:私も「頑張っても結果が出ない」状態でした
皆さん、こんにちは。
「頑張っているのに、なぜか結果が出ない…」
私も以前はこのような状態でした。朝早くから夜遅くまで働き、誰よりも努力しているつもりでした。しかし、成果はいつも平均以下。給料も上がらず、「これで本当に良いのだろうか」と毎日悩んでいました。
そんな時に出会ったのが、元プロ野球選手で現在はビジネスコーチとして活躍している高森勇旗さんの『降伏論 – できない自分を受け入れる』です。
この本を読み、実践したことで、私の仕事人生は大きく変わりました。今回は、そんな『降伏論』の核心部分をお伝えします。
「頑張っているのに結果が出ない」と悩む人へ
この本が最も響くのは、以下のような方々だと思います。
- 毎日遅くまで働いているのに、成果が出ない
- 誰よりも努力しているつもりなのに、評価されない
- 「もっと頑張れば何とかなる」と信じているが、現実は変わらない
- 今の自分のままでは、望む未来が手に入らないと薄々気づいている
著者の高森さんも、プロ野球選手時代に「1日2000回以上のバット素振り」「週6日の過酷なトレーニング」をしても結果を出せず、わずか6年で球団を解雇された経験を持っています。しかし、その後の転機で大きく成長し、現在は成功者として多くの人を指導しています。
では、彼が見つけた「結果を出す方法」とは何だったのでしょうか?
結果を出すためのマインドセット
今までの自分の選択が間違っていたことを認める
結果が出ない最大の原因は、「自分には能力がある」「自分は物事を正しく判断できる」と思い込んでいることです。しかし、考えてみてください。今の自分は、生まれてから今までの選択の積み重ねです。そして、その選択の結果が現在の状態なのです。
つまり、20代後半以上で結果が出ていない人は、今までの自分のやり方や価値観が間違っていることが証明されているのです。
私も最初はこの考えを受け入れるのが辛かったです。「自分なりに精一杯やってきたのに」という思いがありました。しかし、この「自分の選択は間違っていた」という事実を認めることが、変化の第一歩です。
✅ 日常への応用: 今週から、「自分の判断は信頼できない」という前提で行動してみてください。代わりに、あなたが目指す分野で結果を出している人の言動や判断を参考にしましょう。
「でも」と言い訳をしない
「でも時間がない」「でも会社の規則で…」「でも私には向いていない」…こういった言葉が口から出ると、変化のチャンスを逃してしまいます。
「でも」は自己変革の最大の敵です。結果を出している人からのアドバイスに「でも」と反応すると、今までの自分(結果を出せない自分)の思考に戻ってしまうのです。
面白いことに、著者は「でも」が癖になっていることを認めた上で、「でも」と言ってしまったら即座に「やってみます」と言って打ち消すことを勧めています。まるで「天空の城ラピュタ」の「バルス」のように、破壊的な「でも」の言葉を「やってみます」で無効化するのです。
私の場合、上司から「もっとクライアントに直接会った方がいい」と言われた時、すぐに「でも移動時間がもったいなくて…」と反応しそうになりました。しかし、その瞬間に「はい、やってみます」と返答したところ、クライアントとの関係性が劇的に改善し、受注率が30%も上がったのです。
✅ 日常への応用: 「でも」を言いそうになったら、意識的に「やってみます」か「はい」に言い換える練習をしましょう。1週間試してみるだけでも、新しい可能性が開けてくるはずです。
心が抵抗する方へ進む
新しいことに挑戦しようとすると、心は強く抵抗します。怖い、不安、やりたくない…こういった感情が湧いてくるのは当然です。
しかし、著者は「心が抵抗する方へこそ進め」と言います。岡本太郎の「いいかい、怖かったら怖いほど逆にそこに飛び込むんだ」という言葉を引用しながら、恐怖を感じる方向こそが成長への道だと説きます。
私自身、大きなプレゼンテーションを任された時、恐怖で逃げ出したくなりました。しかし、「怖いからこそ、やってみよう」と思い切って挑戦したところ、自分の新たな可能性に気づくことができました。今では社内で「プレゼンの達人」と呼ばれるまでになりました。
✅ 日常への応用: 今週、あなたが恐怖や不安を感じることを1つ選び、あえて挑戦してみてください。「この選択は怖いな」と感じたら、「だからこそやるべきだ」と考えるクセをつけましょう。
結果を出すための具体的行動法
未完了のタスクを片付ける
頭の中に「やらなければならないこと」「気になっていること」が溜まると、脳のパフォーマンスが著しく低下します。借金、友人との喧嘩、掃除していない部屋、返信していないメール…これらは全て私たちの集中力とエネルギーを奪っています。
著者によれば、未完了のタスクが多い人は「スタート地点の段階ですでに遅れている」とのこと。結果を出せる人は、未完了のタスクが少ないから集中できるのです。
実践手順:
- 10分間で、紙やスマホのメモ帳に未完了のタスクを全て書き出す
- 各タスクを以下の4つに分類する
- 今やる
- 今誰かに依頼する
- 今実行する日を決める
- 今やらないと決める
- それぞれのタスクに対して、すぐに行動する
私もこの方法を試した時、驚くほど頭がスッキリしました。特に「今やらないと決める」という選択肢があることで、長年気になっていた「いつか英語を勉強しなおそう」というタスクを「今はやらない」と決断できました。結果、現在の仕事に集中でき、成果も上がりました。
✅ 日常への応用: 今週末の2時間を使って、未完了タスクの洗い出しと片付けに集中してみてください。そして、新しいタスクが発生したら「後回しにせず、今やる」習慣をつけましょう。
使う言葉を変える
私たちの言葉は、私たちの行動と感情に大きな影響を与えます。「難しい」「嫌だな」「無理」という言葉は、行動する前から私たちの可能性を狭めてしまいます。
著者は、以下のような言葉の言い換えを提案しています:
- 「難しい」→「面白そう」「達成感ありそう」
- 「でも」→「はい、やってみます」
- 「無理」→「楽勝だ」
- 「辛い」→「大人気だな」
最初は作り笑いのように感じるかもしれませんが、言葉を変えることで、実際に物事の捉え方が変わっていきます。ドラゴン・ボールの悟空が強敵を前にして「ワクワクするぞ!」と言うように、困難を楽しむマインドを作ることができるのです。
私も締め切りが迫った大きなプロジェクトで「辛い…」と思いかけたところを、「こんなに任せてもらえるなんて、私は大人気だな」と言い換えてみました。すると不思議と気持ちが軽くなり、作業効率も上がったのです。
✅ 日常への応用: 今日から1週間、ネガティブな言葉を使いそうになったら、意識的にポジティブな言葉に言い換える練習をしてみましょう。メモ帳に自分がよく使うネガティブワードとその代替となるポジティブワードをリストアップしておくと効果的です。
尊敬する人を「0から100まで」真似る
多くの人は、成功者の「いいところだけ」を取り入れようとします。しかし、それでは本当の成功に近づけません。なぜなら、「何がいいところで何がそうでないか」を判断する能力がそもそも自分には備わっていないからです。
著者は、尊敬する人や結果を出している人の「言葉遣い、口癖、表情、姿勢、歩き方、考え方、服装、履いている靴」など、あらゆる面を0から100まで全て真似ることを勧めています。
これは一見極端に思えますが、「自分の好みや判断」を一度捨てて、成功者の型に自分を合わせることで、成功に必要な要素が自然と身についていくのです。
私も営業成績が低迷していた時期、部署のトップセールスの言動を徹底的に真似てみました。最初は違和感がありましたが、1ヶ月後には自分の成績も上がり始めたのです。
✅ 日常への応用: あなたが尊敬する人、結果を出している人を1人選び、その人の服装、話し方、仕事の進め方などを2週間徹底的に真似てみてください。「この部分は自分に合わない」という判断は一切せず、全てを取り入れることがポイントです。
大量に行動する
「質より量」という言葉があります。しかし実際には、量をこなした先に質が生まれるのです。
著者によれば、売れる営業マンに共通しているのは「売れる直前に1日3万歩を歩いていた」こと。つまり、圧倒的な数の行動をこなす中で、少しずつ効率化のコツを掴み、最終的に「少ない労力で大きな成果」を出せるようになるのです。
私も以前は「効率良く働きたい」と思い、行動量を減らす工夫ばかりしていました。しかし、それでは成果は出ませんでした。思い切って「とにかく数をこなす」方針に切り替え、1日の顧客コンタクト数を3倍に増やしたところ、成約率も自然と上がっていったのです。
✅ 日常への応用: 今週から、あなたの仕事の核となる行動(営業なら顧客接触、クリエイターなら作品制作など)の量を3倍に増やす目標を立ててください。質や効率は一旦忘れ、純粋に「数」を追求することに集中しましょう。
自分が満たされてから他者に与える
最後に著者が伝えるのは、「自分が満たされていないと、誰かに与えることはできない」という真理です。
お腹がペコペコの状態で誰かにパンを与えようとすると、必ず見返りを求めてしまいます。一方、お腹がいっぱいの状態なら、余ったものを気持ちよく分け与えられるのです。
これは仕事や人間関係でも同じ。自分が不幸せなまま他者に幸せを与えようとしても、どこかで見返りを求めてしまいます。だからこそ、まずは「自分自身を大切に、特別に扱い、誰よりも自分の体を癒し、自分の機嫌を取り、自分の人生に快適、快楽、幸福をもたらすこと」が大切なのです。
私も以前は「自分のことは後回しにして、まずは周りに貢献しよう」と考えていました。しかし、その結果は燃え尽き症候群。チームにも良い影響を与えられなくなってしまいました。今は意識的に自分の心と体のケアを優先し、その結果、周囲にも良い影響を与えられるようになりました。
✅ 日常への応用: 今週から、毎日30分だけでも「完全に自分のための時間」を作りましょう。趣味でも、休息でも、好きなことをして自分を満たす習慣をつけることが、長期的には周囲への貢献にもつながります。
まとめ:「降伏論」の核心
この本の核心は、「今までの自分の判断や選択を信じることをやめる」ことです。
- 今までの自分の選択が間違っていたことを認める
- 「でも」と言い訳をしない
- 心が抵抗する方へ進む
- 未完了のタスクを片付ける
- 使う言葉を変える
- 尊敬する人を0から100まで真似る
- 大量に行動する
- 自分が満たされてから他者に与える
著者の高森さんも、プロ野球選手としては結果を出せなかったにもかかわらず、これらの原則を実践することで人生を大きく変えることができました。
私も、この本に出会って実践することで、停滞していた毎日が動き出し、仕事の成果も人間関係も大きく改善しました。
結果を出せないことに悩んでいるなら、まずは「自分の判断は間違っている」という前提に立ち、この本の原則を実践してみてください。きっと新しい扉が開くはずです。